第138章 面前で指摘する

向かいの病院では——。

ここ数日、無理やり抑え込まれていた患者たちの不満がいっせいに噴き出し、院内は大混乱と化していた。

診察を待っていた者までが医長室の前に押しかけ、口々に説明を求める。

「うちの子、ここで治療したせいで悪化したんだ! どうしてくれる!」

「そうだ! 最初は元気だったんだぞ、横尾先生! あんたらの薬を飲んでからおかしくなったんだ!」

人垣の真ん中で、横尾は両腕をぶんぶん振り回した。

「落ち着いてください! 話を聞いてください!」

高く掲げた両手。まるで最初から用意していたかのように、横尾は拡声器を取り出した。

「当院は一貫して皆さまの健康のために尽くしてきま...

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